福祉車両 ホンダ NBOX 車いす仕様車(スロープ)

2024年車いす移動車国内販売台数No.1

軽自動車であるため、狭い道や駐車場での小回りは効きます。

また車いすの方が乗車すると、車両傾きの影響を大きく受けるようですが、そこもサスペンション(タイヤのバネ)の設定を最適にしているため、カーブの時などの影響を最小限に抑えているようです。

基本的には4人乗りですが、車いす利用時には3人乗りとなります。

スライドドアの車なので、隣の車に対し、ドアをぶつける心配はありません。

さらに左側のドアはパワースライドドアになっているため、力を入れずとも自動でドアの開け閉めを行なってくれます。

金額

車体価格 約206万〜245万円

ナビやETCなど、必要最低限のオプションを取り付けるとプラス20万円くらいはするかなと思います。

ホンダの公式サイトから、セルフ見積もりをとることができるので、ぜひ試してみて下さい。

特徴

電動ウインチ

車いすにベルトを固定することで、自動で車いすを車内へ引っ張っていく装置です。

ホンダの技術を集結したもので、力を入れずとも車への乗り入れの操作を行うことができます。

さらにモーターの力を使って強力に固定されるため、走行中の横揺れも軽減。

ウインチベルトにはシートベルトと同じ素材のものが使われ、強度も安心です。

2段階の速度調整が可能であり、状況に応じて安全に、快適に引っ張っていってくれます。

また車いすの固定位置近くになると自動で減速してくれるため、車いすの挙動も安定し、落ち着いて停止させることができます。

もし車いすを斜めにスロープへ乗せてしまったとしても、左右のベルトが巻取りを調整し、まっすぐ引き上げるようにサポート。

力を入れて軌道修正する必要もありません。

広々とした車内スペース

軽自動車とはいえ、NBOXの車内は広々としています。

運転席、助手席のスペースを広く確保しており、車いすの方が後ろに乗車していても、運転手が窮屈な姿勢になる必要はありません。

また後部座席は倒すと床下へ格納されるため、車いすで乗っている方も足元などに広々とした空間があり、車内で快適に過ごせます。

後席もリクライニング可能で、車いすを利用しない場合でもゆったりと快適に過ごせます。

後席を起こし、4人乗車してもよし、4人席は倒しスロープを使ってカートを入れてもよし、スロープは使わずにフラットな床にして荷物を乗せてもよし、様々な利用方法で人、荷物を乗せることができます。

スロープ

普段は車の床としてフラットな状態で格納されていますが、そのまま引き出せばスロープとしてすぐに利用できるようになっています。

普段の買い物やキャンプなどで重い荷物を持ち運ぶ際も、カートに入れ、電動ウィンチを使うことで楽に車内へ入れられます。

その他機能

・4WD
4WDの設定もあるため、雪道での高い走破性も実現しています。

・Honda CONNECT
乗車前にスマートフォンから車のエアコン操作ができたり、交通事故で意識がない時、自動でオペレーターに電話がつながり救急車の手配などをしてくれます。

・Honda SENSING
 ・衝突軽減ブレーキ
 ・先行車発信お知らせ機能
 ・歩行者事故低減ステアリング
 ・路外逸脱抑制機能
 ・標識認識機能
 ・渋滞追従機能アダプティブクルーズコントロール
 ・車線維持支援システム
 ・オートハイビーム
 ・誤発進抑制機能
 ・後方誤発進抑制機能
 ・近距離衝突軽減ブレーキ
 ・急アクセル抑制機能
 ・パーキングセンサーシステム

まとめ

軽自動車でありながら、広い車内スペースを確保しており、車いすを乗せるために必要な機能も一通り揃っていると思われます。

何より2024年車いす移動車国内販売台数No.1という実績が、福祉車両としての実力の証拠となっています。

大きな車は金銭的にも負担が大き方や、あまり多人数を乗せることがなく、病院への送迎など近所を走るために福祉車両が欲しい方へ、オススメの一台ではないでしょうか。

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